東京へこの国へリハの風を!
編 集
:土本亜理子
判 型
:4/6判 1色
発行年
:2005年
頁 数
:264頁
ISBN
:978-4-902470-22-2
電子化
:なし

定価 本体1,500円+税

  • 内容紹介
  • 目次
 竜馬は近代化のモデル「船中八策」を提唱し、現代の竜馬たち東京に都市型モデルのリハ病院を作った。
 長年の努力と失敗を重ねながら、絶妙のチームワークを築き高知市に地域リハビリテーションの一大拠点を作り上げた、このリハビリテーションチームの仕事は「夢にかけた男たち」として書籍にまとめられ、全国に轟いた。しかし、それは地方だからできたとの限界説も同時に囁かれた。
 彼らは、都市部ではさらにリハビリテーションのニードは強く、東京にこそリハビリテーション専門病院が必要である。東京で成功させることで、全国に広げようと専門病院を作ることを計画。高知での経験をもとにさらにシステム化されたサービスを行う。病院には住民だけでなく、既成の病院からも依頼が殺到し、「東京こそリハの砂漠という」彼らチームの仮説は検証され、大成功を収めている。いま、彼らはさらに第2、第3の病院つくりに取り組んでいる。
 本書は彼らの実践のありさまをあますところなく紹介している。医療従事者のみならず、ユーザーにとっても有用なリハビリテーションの解説書である。

1章 高知から東京へ

  • 初台リハビリテーション病院ができるまで

2章 もう一度お寿司を握りたい……ある患者の入院記録

  • 初台リハ病院四階・回復期リハ病棟の実践

3章 初台リハ病院からの発信!

  • 回復期リハ病棟の現状と課題について

4章 在宅生活のリハビリテーションを広げるために

  • リハ・ケアセンター、訪問リハの取り組みを通して

5章 治癒しなくても、障害があっても生きていける社会を

  • 「初台リハ病院の挑戦」を考える

取材を終えて 初台リハ病院のこれからの課題

  • 石川誠理事長、木下牧子院長インタビュー