[Vol.9 No.2 季刊夏号]特集:どう診る? 何を診る? ERの神経疾患
企画担当
:高木 誠・荒川千晶
判 型
:A4変形
発売日
:2012年06月25日
ISBN
:978-4-902470-82-6

定価 本体2,500円+税

  • 内容紹介
  • 目次
 これまで神経疾患は脳卒中を除いて救急やERのカテゴリーにははまらないものというのがERの常識とされてきた。しかし、実際には早期に診断する必要性の高い、見逃すと重篤な結果をもたらす神経疾患は決して少なくなく、たとえ神経疾患でなくとも神経疾患との鑑別が求められる疾患は数多い。これらの疾患に自信を持ってERで診療に当たるには、これまでの広くて浅いただわかりやすいだけの知識ではなく、一歩だけ進んだ神経学の知識とスキルを身につける必要がある。本特集ではそのような観点から、外来での神経へのアプローチを特集している。

特集 どう診る? 何を診る? ERの神経疾患

  • 企画担当:高木 誠・荒川千晶

症候学

  1. 「CTでは異常はないので緊張型頭痛と診断しました。」頭痛の診断アプローチが間違っていませんか?/星野晴彦
  2. 「CTでは異常はないので末梢性めまいだと思います。」誰もが陥るめまい診療の落とし穴とは?/大木宏一
  3. 「しびれの原因は脳か、脊髄か、末梢神経のどれかだと思うのですが…。」あまり活用されることのないデルマトームや反射の重要性とは?/足立智英
  4. 「意識障害の原因としてAIUEO TIPSを考えると…。」稀な原因を考えるより、遭遇頻度の高い疾患の鑑別方法を身につける。/荒川千晶
  5. 「歩行障害で来院されましたが、よくわからないのでMRIを撮影します。」歩行障害の原因は麻痺?しびれ?痛み?原因を探るアプローチとは?/温井孝昌
  6. 「認知機能が急に悪くなったというのですが…。たぶんただの認知症ですね。」認知症でなくても認知機能が低下したようにみえる疾患とは?/関根真悠

各論

  1. 「30分前発症の右片麻痺の症例が来ます!」最適な脳卒中の超急性期診療を行うための工夫とは?/荒川千晶
  2. 「この脳梗塞の原因はアテローム血栓性…いや心原性かも…。」脳梗塞の病型診断を救急の現場で速やかに行うコツとは?/星野晴彦
  3. 「5分程度の右片麻痺があったようです。もう治っているみたいなので大丈夫そうですね。」TIAを甘くみていませんか? TIAは脳の緊急疾患です!/足立智英
  4. 「2日前からの右不全麻痺みたいです。脳梗塞で決まりですかね。」ERにも忘れた頃にやってくる神経疾患 1 … 多発性硬化症/後藤 淳
  5. 「3日前から両下肢がしびれているそうです。腰が悪いのでしょう!」ERにも忘れた頃にやってくる神経疾患 2 … ギランバレー症候群/大木宏一
  6. 昨日から頭痛があって、少しボーッとしているようです。」ERにも忘れた頃にやってくる神経疾患 3 … 脳炎、細菌性髄膜炎/関根真悠
  7. 「だいぶ前から歩行は悪かったようで、先ほど転倒して来院しました。」ERにも忘れた頃にやってくる神経疾患 4 … パーキンソン病/パーキンソン症候群/温井孝昌
  8. 「朝から顔面が麻痺しているそうです。やっぱり脳卒中ですかね?」ERにも忘れた頃にやってくる神経疾患 5 … 顔面神経麻痺/荒川千晶

対談

  • ERにおける神経疾患の診かたと研修医教育/高木 誠・山中克郎

連載

医療者のための法律入門(19)

  • 医師に対する行政処分について/横山貴之

済生会福岡総合病院臨床教育部カンファレンス・リポート(33)

  • 発熱・活動性低下・食欲不振を主訴とする94歳の女性/増谷勇太・田中和豊

OHSU Trauma Conference(6)

  • 腹部鈍的外傷/中村陽子

ERで必要な精神科診療の基礎知識(5)

  • ER診療と認知症/則本和伸

新連載●小児救急 LEVEL UP のヒント(1)

  • 小児の注意を要するけいれん/賀来典之

投稿

  • 血管性浮腫の初期診療/吉田 哲

レポート

  • 緊急被ばく医療初期診療トレーニングコースのすすめ/小淵岳恒