「この症例は,ガイドライン通りでよいのか?」重症患者の集中治療,NST ディレクターを経験した あの集中治療医が謎を解く!
日本集中治療医学会「日本版 重症患者の栄養療法ガイドライン総論2016&病態別2017 ダイジェスト版」収載の「第2章 栄養管理の実際:成人」のクリニカルクエスチョンとアンサーに対し,実臨床における疑問点と解決策をプレゼンテーション.この一冊でモヤモヤ感が一挙に解消!?
- 本書の使い方と注意点
- A 栄養療法の開始
- A-1 栄養管理の必要性
- A-2 栄養状態の評価
- A-3 栄養投与ルート
- A-4 エネルギー消費量とエネルギー投与量
- A-5 蛋白投与量
- B 経腸栄養
- B-1 経腸栄養の開始時期
- B-2 不安定な循環動態
- B-3 栄養チューブの留置位置の選択と経十二指腸チューブの挿入法
- B-4 経腸栄養の目標投与エネルギー量
- C 静脈栄養
- C-1 静脈栄養の適応
- C-2 静脈栄養の開始時期
- C-3 静脈栄養の目標エネルギー投与量
- C-4 静脈栄養の組成
- C-5 ビタミン,微量元素,セレン,refeeding syndrome
- C-6 静脈栄養時の投与ルート(中心静脈,末梢静脈)
- D 経腸栄養耐性の評価
- D-1 腸管蠕動の確認
- D-2 経腸栄養耐性の評価方法
- D-3 経腸栄養投与量の増量の方法
- D-4 経腸栄養と誤嚥
- D-5 下痢の発生時の対応
- E 特殊栄養素
- E 免疫栄養
- E-1 アルギニン
- E-2 グルタミン
- E-3 n-3 系多価不飽和脂肪酸
- E-4 食物繊維(可溶性と不溶性)
- E-5 半消化態栄養剤と消化態栄養剤(ペプチド型栄養剤)
- F 補足的治療
- F-1 選択的消化管除菌(selective digestive decontamination:SDD)および選択的口腔内除菌(selective oral decontamination:SOD)殺菌
- F-2 プレ/プロ/シンバイオティックス
- F-3 抗潰瘍薬
- F-4 分枝鎖アミノ酸(branched chain amino acids:BCAA)
- F-5 高脂肪/低炭水化物(high fat& low CHO)栄養剤
- F-6 脂肪乳剤
- F-7 東洋医学的アプローチ
- G 血糖管理
- G-1 血糖目標値
- G-2 血糖コントロール
- H 経腸栄養療法中の患者管理
- H-1 胃管の位置確認
- H-2 胃内残量の管理
- H-3 経腸栄養投与中の体位
- H-4 経腸栄養の間欠投与と持続投与
- H-5 経腸栄養投与の開放式システムと閉鎖式システム
- H-6 便失禁管理システム
- H-7 栄養チューブの口径と誤嚥
- H-8 胃瘻の適応
- I 静脈栄養療法中の患者管理
- I-1 中心静脈カテーテル挿入時の感染防御
- I-2 中心静脈カテーテルの留置部位の選択
- I-3 静脈カテーテルの交換
- Supplement 札幌医科大学附属病院 ICU の栄養療法
- ・札幌医大 ICU における経腸栄養戦略
- ・腸管蠕動改善薬・下剤
- ・六君子湯か,経空腸投与か
- ・排便コントロール基準
- ・経腸栄養剤の選択