日本版 重症患者の栄養療法ガイドラインの謎?
著 者
:巽 博臣(札幌医科大学医学部集中治療医学)
判 型
:B5判
発行年
:2021年4月
頁 数
:160頁
ISBN
:978-4-908083-98-3

定価 本体2,300円+税

  • 内容紹介
  • 目次

「この症例は,ガイドライン通りでよいのか?」重症患者の集中治療,NST ディレクターを経験した あの集中治療医が謎を解く!

日本集中治療医学会「日本版 重症患者の栄養療法ガイドライン総論2016&病態別2017 ダイジェスト版」収載の「第2章 栄養管理の実際:成人」のクリニカルクエスチョンとアンサーに対し,実臨床における疑問点と解決策をプレゼンテーション.この一冊でモヤモヤ感が一挙に解消!?

  • 本書の使い方と注意点
  • A 栄養療法の開始
  •    A-1 栄養管理の必要性
  •    A-2 栄養状態の評価
  •    A-3 栄養投与ルート
  •    A-4 エネルギー消費量とエネルギー投与量
  •    A-5 蛋白投与量
  • B 経腸栄養
  •    B-1 経腸栄養の開始時期
  •    B-2 不安定な循環動態
  •    B-3 栄養チューブの留置位置の選択と経十二指腸チューブの挿入法
  •    B-4 経腸栄養の目標投与エネルギー量
  • C 静脈栄養
  •    C-1 静脈栄養の適応
  •    C-2 静脈栄養の開始時期
  •    C-3 静脈栄養の目標エネルギー投与量
  •    C-4 静脈栄養の組成
  •    C-5 ビタミン,微量元素,セレン,refeeding syndrome
  •    C-6 静脈栄養時の投与ルート(中心静脈,末梢静脈)
  • D 経腸栄養耐性の評価
  •    D-1 腸管蠕動の確認
  •    D-2 経腸栄養耐性の評価方法
  •    D-3 経腸栄養投与量の増量の方法
  •    D-4 経腸栄養と誤嚥
  •    D-5 下痢の発生時の対応
  • E 特殊栄養素
  •    E 免疫栄養
  •    E-1 アルギニン
  •    E-2 グルタミン
  •    E-3 n-3 系多価不飽和脂肪酸
  •    E-4 食物繊維(可溶性と不溶性)
  •    E-5 半消化態栄養剤と消化態栄養剤(ペプチド型栄養剤)
  • F 補足的治療
  •    F-1 選択的消化管除菌(selective digestive decontamination:SDD)および選択的口腔内除菌(selective oral decontamination:SOD)殺菌
  •    F-2 プレ/プロ/シンバイオティックス
  •    F-3 抗潰瘍薬
  •    F-4 分枝鎖アミノ酸(branched chain amino acids:BCAA)
  •    F-5 高脂肪/低炭水化物(high fat& low CHO)栄養剤
  •    F-6 脂肪乳剤
  •    F-7 東洋医学的アプローチ
  • G 血糖管理
  •    G-1 血糖目標値
  •    G-2 血糖コントロール
  • H 経腸栄養療法中の患者管理
  •    H-1 胃管の位置確認
  •    H-2 胃内残量の管理
  •    H-3 経腸栄養投与中の体位
  •    H-4 経腸栄養の間欠投与と持続投与
  •    H-5 経腸栄養投与の開放式システムと閉鎖式システム
  •    H-6 便失禁管理システム
  •    H-7 栄養チューブの口径と誤嚥
  •    H-8 胃瘻の適応
  • I 静脈栄養療法中の患者管理
  •    I-1 中心静脈カテーテル挿入時の感染防御
  •    I-2 中心静脈カテーテルの留置部位の選択
  •    I-3 静脈カテーテルの交換
  • Supplement 札幌医科大学附属病院 ICU の栄養療法
  •      ・札幌医大 ICU における経腸栄養戦略
  •      ・腸管蠕動改善薬・下剤
  •      ・六君子湯か,経空腸投与か
  •      ・排便コントロール基準
  •      ・経腸栄養剤の選択