「痛み」を識る、診る、治す。本邦唯一の「痛み」学術誌!
本邦の痛み診療を牽引してきた「痛み」の診断・治療・基礎研究の専門誌。がん性痛、非がん性慢性痛など、「痛み」のコントロールは患者のQOLの向上や予後に欠かせない。毎号、「痛み」に関する多彩な特集を掲載。新知見や診療に役立つ実践的情報を提供している。関連の話題を分野ごとに総括する臨時増刊号を9月に発行。
特 集 痛みに関する分野で診療から運営まで、現在最も注目されている話題を、最もふさわしい執筆陣で。
総 説 「痛み」診療に関連する分野の最近の話題を統括。
症 例 診断および治療に難渋した例、神経ブロックの合併症例などをみる。
講 座 「痛み」のコントロールに欠かせない知識を基礎研究から臨床まで解説。
原 著 神経ブロックを中心とした、治療法とその成績、新しい手技の試み、統計的観察など。
その他 画像診断コーナー/手技、工夫/トピック/施設紹介/Q&A/薬のコーナー/短信/研究会報告/印象記/文献抄訳/書評/学会告知なども掲載。
臨時増刊 年1回9月発行
●編集顧問
片山 容一(日本大学名誉教授)
並木 昭義(札幌医科大学名誉教授)
●編集委員
花岡 一雄(東京大学名誉教授 / JR東京総合病院名誉院長 / 東京八重洲クリニック名誉院長)
小川 節郎(日本大学名誉教授 / 総合東京病院ペイン緩和センター長 / 東京八重洲クリニック内科)
山本 隆充(苑田会リハビリテーション病院院長 / ニューロモデュレーションセンター長)
奥田 泰久(獨協医科大学埼玉医療センター麻酔科教授)
井関 雅子(順天堂大学医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座 / 順天堂大学大学院医学研究科 疼痛制御学教授(併任))
●巻頭言
- 日本ペインクリニック学会の未来によせて……井関雅子
●特 集 「看護師の慢性疼痛患者への対応」
- 「看護師の慢性疼痛患者への対応」によせて―慢性疼痛患者に対する看護師診察の必要性―……加藤 実
- 1.大学病院集学的痛みセンターにおける看護師診察の意義―患者の語りを中心に据えた看護師の慢性疼痛患者への具体的な関わり方―……塚原美保・他
- 2.地域基幹病院の集学的痛みセンターにおける看護師の役割……笹良剛史・他
- 3.集学的痛みセンターにおける看護業務の意義と今後の展望……安藤千晶
●総 説
- 骨粗鬆症治療の現況と課題……宗圓 聰
●原 著
- 脊椎手術後疼痛症候群(failed back surgery syndrome:FBSS)に対する硬膜外腔癒着剝離術(ハイドロリリース法)の効果……太田孝一
- 頸椎椎間板ヘルニアに対するTrigger—Flex® Dart システムを用いた経皮的椎間板形成術―11例の治療成績―……平良 豊・他
●症例報告
- 片頭痛患者でのカルシトニン遺伝子関連ペプチド治療薬の使用状況と有効性……間嶋 望・他
- 左側上顎歯肉がんに対して疼痛緩和を行い失神が軽快した1症例……濱岡育海・他
●短 信
- 皮膚温低下を伴う冷感で増悪する切断術後幻肢痛に腰部交感神経節ブロックが有効であった1例……川口早織・他
- 腰椎術後の右腰下肢痛の緩和目的に挿入した脊髄刺激電極が,後に発生した左下肢痛の疼痛緩和にも奏効した1症例……立川真人・他