著しい進歩をとげたことで知られる、心血管インターベンションの最先端のコンセンサスを、適応、検査、治療、合併症対策、術後管理、特殊な治療法、薬物治療、医療経済学にいたるすべてにわたってまとめた。本領域の進歩をわが国において中心になって担ってきた、心血管インターベンション学会が総力をあげて、学会誌の別冊として刊行。現時点でのすべてを俯瞰できる。
序 文
第1章 日本におけるPCIの進歩と課題
第2章 PCI適応のスタンダード
- 狭心症の病態とPCI
- 急性心筋梗塞とPCI
- 急性冠症候群とPCI
第3章 検査としてのPCI
- カテーテル検査の基本手技(含アプローチ法)
- 冠動脈造影の基本手技
- 冠動脈評価法
第4章 治療としてのPCI
- PCIの治療原理
- PCIの限界
- ニューデバイス(ステントの選び方と使い方/アテレクトミー:ロータブレーター、DCA)
第5章 合併症とその対策
- 造影剤と合併症
- 放射線障害
- 冠動脈穿孔、タンポナーデ
- 急性冠閉塞、不整脈
- 脳梗塞、塞栓、心不全
第6章 術前・術後管理の基本
- 術前・術中
- 術後
第7章 各種病態と治療の実際(ACC/AHA、日 本のガイドラインにふまえて)
- 狭心症に対するPCI
- 急性心筋梗塞に対するPCI
- CTO
- 特殊な病態に対するPCI(糖尿病、低左心機能、腎不全、バイパス後患者、高齢者)
第8章 薬物治療、バイパス治療の現在
第9章 インターベンションの医療経済学