外科手術に上達くなる法-トップナイフたちの鍛練法
編 集
:仲田和正
著 者
:菊地臣一・安井信之・上田裕一・田中淳一・今 明秀
判 型
:A5判 1色
発行年
:2009年
頁数
:240頁
ISBN
:978-4-902470-54-3
電子化
:なし

定価 本体2,400円+税

  • 内容紹介
  • 著者紹介
  • 目次
 これまでにはなかった、短期間で確実に手術がうまくなるガイドブック。
 優れた手術書は多いけれど、それでは「いかにしたら手術に上達することができるか」のコツを書いた本は見当たらない。本書はその点に重心おいて、日本のトップナイフ(手術の達人)と名実ともに評価されている外科系各科のリーダーたちに彼らのたどった道のりを編集が系統的に詳細に渡ってインタビューした記録である。また達人たちの鍛錬の足跡を辿るだけでなく、さらに指導者は技術をどのように後進に伝えていくべきかの方法についても議論している。

ゲストは各専門外科の当代の第一人者たちである。編者(インタビュアー)仲田和正氏は質の高いプライマリケアを目指す、地域医療のリーダーであり、また整形外科臨床医としての業績でも著名である。

第1章|整形外科のトップナイフ-orthopaedic surgery

  • 外科医は師との出会いこそ財産、3年待っても師を選ぶ。一皮剥けた時、私の目には脊柱管の中から外が見えていた。
  • ゲスト:菊地臣一(福島県立医科大学理事長兼学長/日本脊椎脊髄病学会理事長)

第2章|脳神経外科のトップナイフ-neurological surgery

  • 全体を見渡す構想力、集中力、決断力がすべて。 患者の頭を切る前に、術者の頭を使う。
  • ゲスト:安井信之(秋田県立脳血管研究センター長/秋田県立病院機構理事長)

第3章|心臓外科のトップナイフ-cardiovascular surgery

  • 日々基本訓練。ルーペをつけて飯を食う。 刺繍道具、テッシュペーパーを使って運針、縫合訓練。
  • ゲスト:上田裕一(名古屋大学大学院研究科心臓外科学教授)

第4章|消化器・腹腔鏡外科のトップナイフ-gastroenterological surgery

  • 道具の原理、機能に通暁する。 繰り返し訓練し、Hand-eye coordinationを身に付ける。
  • ゲスト:田中淳一(昭和大学横浜市北部病院消化器センター教授)

第5章|外傷外科のトップナイフ-trauma surgery

  • 地方にあっても、常に最先端の技術の習得を目指す。 手術場の近くに住み、すべての手術に入るのが最良の鍛錬法。
  • ゲスト:今明秀(八戸市立八戸市民病院救命救急センター長)