『失調症』、『パーキンソン症状』、『痛みを含む感覚障害』の患者さんに貴方はどんなセラピーをしていますか? 本書ではこうした疾患を“回復させる訓練の技”を詳述し、その方法の本質が“脳の運動プログラムの回復”にあることを解説します。
痛みや障害に苦しむ患者さんに「アレできた!」「楽になった!」と感じてもらえる。
前人未踏、目の前の患者さんを“治療”する技術。
未来の作業療法がここに。
痛みや障害に苦しむ患者さんに「アレできた!」「楽になった!」と感じてもらえる。
前人未踏、目の前の患者さんを“治療”する技術。
未来の作業療法がここに。
Ⅰ 失調症
- 01 失調症状とその理解
- 1 測定異常によるもの
- 2 反復機構運動不能によるもの
- 3 低筋緊張によるもの
- 4 運動分解によるもの
- 5 振戦,時間測定障害によるもの
- 6 協調収縮不能によるもの
- 7 全身運動の不適切によるもの
- 02 症状の観かたと訓練法の案出
- 1 リーチ位置の保持訓練
- 2 激しい振戦からの回復−誘導介助法
- 03 上肢の訓練法
- 1 リーチ
- 2 自身の体の表面に触れ続ける機能
- 3 目標物に指腹・手掌で触れる機能
- 4 把持し摘まむ機能,誘導介助法で治療可能か
- 5 スプーンで食事
- 6 把持した物の操作,ペンと箸
- 7 逆動作への切り替え−反復機能
- 8 誘導介助法,段階的誘導介助法,重心線通過基準位置の適正化法
- 04 訓練法−全身運動協調に対して
- 1 空間的協調
- 2 時間的協調
- 3 実際動作の時間的・空間的協調
- 4 随意運動の構成と訓練方法
- 05 全身運動協調訓練と立ち上がり,歩行
- 1 立ち上がり
- 2 立ち直り
- 3 重心線通過基準位置の適正化法
- 4 歩行
- 5 失調症の人の立位と歩行
- 6 歩行能力獲得のための輪の取り入れ作業
- 06 動作開始と同時に最終動作が出現することからの回避訓練
- 1 起き上がり動作が可能になる動作方法
- 2 日常生活の支障を避ける動作法
- 3 空手の型の利用例
- 07 姿勢変化に応じたバランス動作のバージョンと危険回避
- 1 姿勢とバランス動作のバージョン
- 2 前庭器の障害例
Ⅱ パーキンソン症状
- 01 歩き方
- 02 前方突進について
- 03 改めて歩行について
- 04 パーキンソン症状の歩行改善法
- 05 ピックアップ杖による歩行
- 06 前方荷重負荷
- 07 パーキンソン症状の歩行
- 1 歩き出し
- 2 最初の一歩
- 3 次の一歩
- 08 パーキンソン症状の上肢動作
Ⅲ 動作による痛みや感覚障害の抑制と改善
- 01 痛みについて
- 02 あるガン患者さんにおける痛み
- 1 肩の痛み
- 2 下肢の痛み・感覚障害と歩行
- 03 肩関節部とその周辺の痛み
- 1 肩を下にして眠ることに伴う痛み
- 2 加齢に因る姿勢の変化と肩痛のリスク
- 3 いわゆる五十肩
- 4 片麻痺の人に多い肩の痛み
- 04 さする・揺することで痛みを軽減しながら動作範囲を広げる方法
- 1 膝
- 2 連動運動のセンサーとしての筋
- 05 視床と痛み
- 1 見て触れる
- 2 手袋
- 06 運動向上と感覚回復
- 1 失調症と感覚障害
- 2 失調症と視覚障害と感覚障害
- 3 片麻痺と感覚障害
- 07 痛み,感覚障害と脳運動プログラム
Ⅳ 脳運動プログラムの回復セラピー
- 01 治療と回復
- 02 能力回復効果とセラピー
- 03 脳運動プログラム回復セラピー
DVD Contents
- 01 関節運動
- 01 肩
- 02 ひじ・前腕
- 03 手・指
- 02 失調症
- トレーニングの仕方
- 01 立ち直り反応
- 02 輪の取り入れ
- 03 痛み
- 関節可動域と痛みのとり方
- 04 感覚障害
- 01 患側を触る
- 02 感覚障害を運動機能向上によって軽減させる