救急活動シミュレーション学習
―受講者と指導者,通信指令員のためのワークブック
編 著
:池上敬一(日本医療教授システム学会代表理事・前 獨協医科大学越谷病院救急医療科教授)
著 者
:前田淳一(蓮田市消防本部消防署次長兼署長)
判 型
:A5判
発行年
:2016年11月
頁 数
:176頁
ISBN
:978-4-911108-00-0

定価 本体3,200円+税

  • 内容紹介
  • 目次

『スクリプトで学ぶ救急活動プロトコール 優れた台本に従えば自然にレベルアップできる画期的な学習法』で学んだ知識を,シミュレーション学習として,また実際の救急活動の場で実践するための教材.消防組織内あるいは地域メディカルコントロールの仕組みの中で行う救急活動シミュレーション学習を効果的・効率的・魅力的に行うための知識・事前学習の方法・学習ツール・指導のコツをまとめる.両方活用することで一定の質が担保された救急業務を行い,より多くの傷病者の予後改善・救命率向上の達成に役立つ.救急隊員,救急救命士必携の1冊.

※本書の関連書籍を(☞スクリプトで学ぶ救急活動プロトコール―優れた台本に従えば自然にレベルアップできる画期的な学習法)で公開していますので,ご参照ください.

  • はじめに
  • ◆このワークブックの目的と使い方
  • 1.概要
  • 2.目的
  •   ① 救急活動プロトコールに従って臨床推論ができる
  •   ② 即時蘇生など救命処置の必要性を判断し,医師に引き継ぐまでの処置を立案できる
  •   ③ I-SBARーCを活用した医療機関との円滑なコミュニケーションを取ることができる
  • 3.使い方
  •   ① 受講者
  •   ② 指導者
  •   ③ 通信指令員
  • A.受講者用ワークブック
  • A-1 事前学習:「救急活動プロトコール」を暗記する
  • A-2 事前学習:「救急活動プロトコールの台本」を使う
  • A-3 事前学習:「知識カード」を利用する
  • A-4 シミュレーション学習の方法
  • A-5「病態カード」と「心停止マップ」
  • B.指導者用ワークブック
  • B-1 シミュレーション学習とその目的
  • B-2 シミュレーション学習を指導するために
  • B-3 救急活動シミュレーション学習の実践
  • B-4  ロールモデルに育つ/育てるシステム
  • C.通信指令員用ワークブック
  • C-1 ガイドライン2015で期待されていること
  • C-2 市民救助者と通信指令員のコミュニケーションエラー
  • C-3 必要な知識の整理
  • C-4 クイズ
  • D.消防組織内で行う救急隊員シミュレーション研修
  • D-1 地域MC協議会で行う救急隊員シミュレーション研修の枠組みと取り組み
  • D-2 消防署内シミュレーション研修の紹介
  • 索引