『スクリプトで学ぶ救急活動プロトコール 優れた台本に従えば自然にレベルアップできる画期的な学習法』で学んだ知識を,シミュレーション学習として,また実際の救急活動の場で実践するための教材.消防組織内あるいは地域メディカルコントロールの仕組みの中で行う救急活動シミュレーション学習を効果的・効率的・魅力的に行うための知識・事前学習の方法・学習ツール・指導のコツをまとめる.両方活用することで一定の質が担保された救急業務を行い,より多くの傷病者の予後改善・救命率向上の達成に役立つ.救急隊員,救急救命士必携の1冊.
※本書の関連書籍を(☞スクリプトで学ぶ救急活動プロトコール―優れた台本に従えば自然にレベルアップできる画期的な学習法)で公開していますので,ご参照ください.
- はじめに
- ◆このワークブックの目的と使い方
- 1.概要
- 2.目的
- ① 救急活動プロトコールに従って臨床推論ができる
- ② 即時蘇生など救命処置の必要性を判断し,医師に引き継ぐまでの処置を立案できる
- ③ I-SBARーCを活用した医療機関との円滑なコミュニケーションを取ることができる
- 3.使い方
- ① 受講者
- ② 指導者
- ③ 通信指令員
- A.受講者用ワークブック
- A-1 事前学習:「救急活動プロトコール」を暗記する
- A-2 事前学習:「救急活動プロトコールの台本」を使う
- A-3 事前学習:「知識カード」を利用する
- A-4 シミュレーション学習の方法
- A-5「病態カード」と「心停止マップ」
- B.指導者用ワークブック
- B-1 シミュレーション学習とその目的
- B-2 シミュレーション学習を指導するために
- B-3 救急活動シミュレーション学習の実践
- B-4 ロールモデルに育つ/育てるシステム
- C.通信指令員用ワークブック
- C-1 ガイドライン2015で期待されていること
- C-2 市民救助者と通信指令員のコミュニケーションエラー
- C-3 必要な知識の整理
- C-4 クイズ
- D.消防組織内で行う救急隊員シミュレーション研修
- D-1 地域MC協議会で行う救急隊員シミュレーション研修の枠組みと取り組み
- D-2 消防署内シミュレーション研修の紹介
- 索引