日本人はマラソンが大好きであり,走者,応援する人,大会のボランティアなど,多くの協力でマラソン大会は成り立っている.特に大会主催者は安全で安心な大会運営を行う義務があり,参加ランナーに対して適切な安全配慮を尽くさなければならない.その一つが大会準備のための救護・医療委員会の設置,大会当日の救護・医療チームの任命であり,AEDなど適切な医療器材の準備,救急隊、協力病院との連携である.
本書では,その組織つくりのための具体的内容を解説.
救護・医療関係者はもちろん,大会主催者必携の書.
- 1 整備指針と救護・医療体制
- 2 主催者の責務と求められる組織
- 3 大会への準備と救護・医療計画
- 4 救護・医療スタッフの配置と保障
- 5 救護・医療の拠点と移動救護体制
- 6 ランナーの管理と啓発
- 7 救護・医療の視点からのコース管理
- 8 消防機関などとの調整と傷病者の搬送計画
- 9 当日の傷病者への対応
- 10 災害(緊急事態)への備えと対応
- 11 外国人への対応
- 12 次回に向けて
- ◆資料 1 申し込み時健康チェックリスト(日本陸上競技連盟医事委員会作成)
- 資料 2 傷病者記録票
- ◆付 録
- ◆マラソン・ロードレース 救護・医療体制チェックリスト
- ◆JMAAS ジェイマースフルマラソン版(ver1)