悩める救急隊員に教えます。
スキル上達のための指南書、登場です!!
救急隊から医療機関へ電話連絡する第一報を「ファーストコール」といいます。ファーストコールの質は伝える救急隊員個人の力量に依存しています。そのため情報が伝わらない、受け手に誤解が生じるなどからトラブルが起こる場合があります。本書は救急隊員のファーストコールを主な題材として、上手な伝え方のヒントを示します。まさに救急隊員のための応援歌です。
この一冊であなたの明日からの仕事がレベルアップします。
- はじめに
- 第Ⅰ章 情報をまとめる
- 1 情報を集めよ!
- 一 出動
- 二 現場到着
- 三 観察と推理
- 2 情報を整理せよ!
- 一 情報を集めっ放しにしない
- 二 相手の欲しい情報は何か
- 三 情報の強弱を意識する
- 四 情報を捨てる
- 五 プロブレムリスト
- 六 迷ったら主訴に立ち返る
- 七 情報が不足、未整理でも許容される場合もある
- 第Ⅱ章 これじゃ伝わらないNG集
- 一 わからないから全部伝える
- 二 情報を集まった順に伝える
- 三 また聞きを伝える
- 四 慌てる
- 五 事実と見解を交ぜる
- 第Ⅲ章 伝えるときのお約束
- 一 伝える相手に合わせる
- 二 正しい知識で!
- 三 内容をできる限り理解する
- 四 都合の悪い情報を隠さない
- 五 聞き取りやすい話し方で
- 六 共通の認識か確認する
- 七 迷わせる情報や言葉を入れない
- 八 カラ元気もあり!
- 第Ⅳ章 「伝わる」ためのテクニック
- 一 ポイントを絞る
- 二 できるだけ短く
- 三 キーワードや結論を先に伝える
- 四 5秒で掴め!
- 五 伝える順序を考える
- 六 データで示す
- 七 イメージが湧く言葉を加え
- 八 繰り返す
- 九 5W1Hを意識する
- 参考文献
- おわりに