マネジメントでリハビリ経営と運営の結果を出せる!
近年のリハビリの現場では、診療報酬・介護報酬改定や社会情勢の変化により、適切なマネジメントの実施が期待されている。しかし、「マネジメント」の在り方や具体的な手法を知らないために、経営や運営に良い影響を与えるほどの結果を組織にもたらす「マネジメント」の実施が不十分になっているリハビリ現場がほとんどである。
本書では、「マネジメント」の実施が不十分になっているリハビリ現場に向けて、「結果を出せるリハビリ部門をつくること」に焦点を当てた、必要とされる「マネジメント」の在り方や手法について解説している。2018 年に発刊した『リハビリテーション職種のマネジメント』待望の続編。
- 序文 iii
- 第1章 理念・ビジョン・戦略なくして組織づくりは語れない
- 1 成果を出すために必要なマネジメントとは?
- 2 理念・ビジョン・戦略の関係
- 理念
- ビジョン
- 戦略
- 3 組織は戦略に従う
- 機能別組織
- 事業部制組織
- 4 戦略はモノではなくプロセス
- 質の低い会議の特徴
- 戦略のプロセスマネジメント推進の注意点
- 第2章 リハビリ職種の人材育成の極意
- 1 人的資源管理の重要性
- リハビリ部門が効果的な人的資源管理を実施するためのポイント
- タレントマネジメントの実施
- 2 リハビリ職種の採用
- 採用計画
- 募集方法の決定
- 募集対象のペルソナを明確にする
- 選考
- 採用フローの確立
- 3 人材育成のプロセス
- 配置
- 適材適所の考え方
- 教育
- カッツモデルの対象者
- 人材の理想像
- 状況的リーダーシップ理論の活用
- 教育の種類
- 人材育成における評価
- 4 人事考課
- 人事考課の役割
- 人事考課の評価項目
- 人事考課の評価者
- 人事考課研修の重要性
- 人事考課基準の作成・理解
- 人事考課の評価
- 人事考課の流れ
- 人事考課の評価期間
- 人事考課の注意事項
- 第3章 結果を出せるリハビリ部門を実現するためのマネジメント
- 1 ワークライフバランス
- ワークライフバランスが必要とされている背景
- 女性・高齢者の労働参加を阻害する要因
- 働き方改革
- ワークライフバランスの本質
- マミートラックを考える
- 2 モチベーションマネジメント
- モチベーションとは
- マズローの欲求5段階説
- 低次欲求と高次欲求のマネジメント
- 3 リハビリ部門における技術マネジメント
- 技術経営
- リハビリ部門におけるMOTの考え方
- ナレッジマネジメント(KM)の活用
- MOTを目的としたKMの実践事例
- 第4章 リハビリ職種のキャリアデザインを通じた組織づくり
- 1 キャリアマネジメント
- キャリアマネジメントが必要な背景
- キャリアデザインとキャリアマネジメントの関係
- キャリアマネジメントの手順
- 年代別キャリアマネジメント
- 厳しい指導ができない現代/VUCA時代におけるキャリアマネジメントの課題
- VUCA時代における「自律」と「自立」
- 第5章 リハビリ部門の健全運営に欠かせないマネジメント
- 1 企業倫理
- 企業倫理
- リハビリ部門で問題となりやすい企業倫理の問題
- ソーシャルキャピタルの重要性
- 企業倫理マネジメントの必要性
- 2 マーケティング
- マーケットイン視点に基づくサービス
- マーケティングは営業ではない
- サービスマーケティング
- エクスターナル・マーケティング
- インタラクティブ・マーケティング
- インターナル・マーケティング
- 関係性マーケティング
- 関係性マーケティングの具体的な手法
- 3 Web戦略
- Web戦略手順
- 第6章 診療報酬改定・介護報酬改定を活用した組織づくり
- 1 診療報酬改定・介護報酬改定への対応
- 利益・収益・原価について
- 診療報酬・介護報酬とは
- 診療報酬改定・介護報酬改定の情報源