研修医にとってすぐに必要となるERの検査と処置の知識を一冊にまとめた「レジデント技術全書」が,大幅改訂! 多忙な研修中であっても効率よく必須スキルを身につけることができる、というコアの部分はそのままに、第1版の執筆陣が積み上げた経験が随所に散りばめられ、大幅にパワーアップした内容となっています。
第2版では新たに、POCUS、発熱患者の見方10箇条、文献検索、を追加し、POCUSや穿刺は、実際の動画をQRコードで見れるようにしました。単なるエビデンス本ではなく、今、実際現場に立っている中堅の臨床医の生の声、技が凝縮されています。
さらに,本書のエッセンスをまとめた“レジポケ~とりあえずこれだけで一晩~”が巻頭に付いており,ポケットに入れておけば緊急時のクイックリファレンスとなります.なお,“レジポケ”のPDFデータは,本の購入いかんに関わらず弊社ホームページから無料でダウンロードできますのでご活用ください.
横林賢一
2003年広島大学卒業。麻生飯塚病院で初期研修、CFMDで家庭医療後期研修・在宅フェローシップを行った後、広島大学病院、ハーバード公衆衛生大学院を経て、ほーむけあクリニックを開設。家庭医療専門医、在宅医療専門医。
市場稔久
2001年岡山大学卒業。岡山大学病院、広島市立広島市民病院にて研修。救急専門医、麻酔専門医、集中治療専門医。
- 第2版 序文
- 第1版 推薦のことば
- 第1版 序文
- 編集・執筆者一覧
- レジポケ ~とりあえずこれだけで一晩!!~
- 総論 検査と処置 その前に
第1部 これだけはおさえておきたい!! 基本検査と処置
- 1)ERでオーダーされる血液検査ルーチンの内容とその意味
~末梢血液検査(CBC),血液生化学検査(生化),凝固系検査(凝固)~ - 2)1分で読む心電図の読み方
- 3)1分で読む胸部X線の読み方
- 4)1分で読む血液ガス分析の読み方
- 5)ERで役立つショックPOCUS
- 6)ERで必要な輸液・輸血の知識と方法
- 7)研修医にとっての心肺蘇生ACLS~ガイドライン2020の特徴と変更点~
第2部 ここまでできれば素敵です!! 検査と処置
- 1)ERで出合うことの多いCT/MRI画像の読影のコツ
- 2)ERで出合うことの多い単純X線写真(腹部,その他)の読影のコツ
- 3)ERで役立つ心エコーの見方とポイント
- 4)ERで必要な腹部エコーの見方とポイント
- 5)ERでの人工呼吸器装着と初期設定の考え方
- 6)ERで必要な昇圧剤・降圧剤の知識と使い方
- 7)ERにおけるグラム染色の意義と方法
- 8)ERにおける皮膚縫合と熱傷の薬の選び方
- 9)ERにおける整形外傷
- 10)ERで重要な穿刺手技を攻略しよう
- 11)ERで必要な文献検索の知識と使い方
- Reference
- Index