好評であった「ERマガジン」2014年Vol.11 No.2特集「ER的小児救急」が,ブラッシュアップ&アップデートされ,書籍版として生まれ変わりました.
小児救急のERフェーズにおいて不可欠な知識やスキルを最先端のエビデンスに基づいてまとめた1冊です. 米国で小児救急医療を修めて帰国した編者と,日頃小児救急に真正面から向き合っている都立小児総合医療センター,国立成育医療研究センター,あいち小児保健医療総合センターなどのスタッフが総力を挙げて制作した,小児救急テキストの決定版.
内容は特に以下の事に重点をおいて制作されました.1.症候については「稀であっても見逃してはいけないもの」を除外する視点を入れ,また短時間で必要な情報にたどり着くことができるよう,フローチャートを積極的に取り入れる.2.治療については,外来で使用頻度の高い薬剤を,自信を持って使用する(あるいは使用しない)ことができるよう,その根拠を提示する.3.検査は,検査の意義やその必要性などについて,ディスカッションに使える資料を提供できるようにまとめる.4.手技は,ERで診療する医師であれば小児患者に対して施行できなければいけない最低限の手技について,そのコツとともに紹介する.5.救急室における鎮静,小児患者へのエコー,ホームケア,バイタル測定のコツなども加える.
ERに従事する先生,診療所の先生,研修医の先生方に特にご一読をお薦めします.
小児救急のERフェーズにおいて不可欠な知識やスキルを最先端のエビデンスに基づいてまとめた1冊です. 米国で小児救急医療を修めて帰国した編者と,日頃小児救急に真正面から向き合っている都立小児総合医療センター,国立成育医療研究センター,あいち小児保健医療総合センターなどのスタッフが総力を挙げて制作した,小児救急テキストの決定版.
内容は特に以下の事に重点をおいて制作されました.1.症候については「稀であっても見逃してはいけないもの」を除外する視点を入れ,また短時間で必要な情報にたどり着くことができるよう,フローチャートを積極的に取り入れる.2.治療については,外来で使用頻度の高い薬剤を,自信を持って使用する(あるいは使用しない)ことができるよう,その根拠を提示する.3.検査は,検査の意義やその必要性などについて,ディスカッションに使える資料を提供できるようにまとめる.4.手技は,ERで診療する医師であれば小児患者に対して施行できなければいけない最低限の手技について,そのコツとともに紹介する.5.救急室における鎮静,小児患者へのエコー,ホームケア,バイタル測定のコツなども加える.
ERに従事する先生,診療所の先生,研修医の先生方に特にご一読をお薦めします.
- 序文
- 編集・執筆者一覧
Ⅰ.内因系
- 1)発熱した患児への初期対応
- 2)喘鳴,呼吸苦を認める小児患者への対応
- 3)意識障害を認める小児患者の評価と対応
- 4)泣きやまない乳児への対応
- 5)腹痛を訴える小児患者への対応
- 6)けいれんしている小児患者への初期対応
- 7)小児救急で診る皮疹
- 8)活気不良の乳児を診たら
- 9)血便,下血を認める小児患者への対応
Ⅱ.外因系
- 1)異物総論(鼻,耳,誤飲)
- 2)軽症頭部外傷
- 3)顔面外傷
- 4)子どもの歯牙損傷と歯性感染症
- 5)子どもの四肢骨折
- 6)子どもの鈍的腹部外傷
- 7)子どもの熱傷
- 8)薬物誤用
Ⅲ.治療
- 1)外来で使用する抗菌薬について
- 2)外来で使用する風邪薬について
- 3)ホームケアについて
Ⅳ.検査
- 1)ERで使用できる迅速検査(POCT)の適応
- 2)救急超音波検査のABC
- 3)単純X線検査
- 4)子どものバイタルサイン測定
Ⅴ.手技
- 1)子どもの鎮痛・鎮静について
- 2)用手的気道確保,エアウェイ,静脈路確保,骨髄路確保
- 3)縫合処置
- 4)整復(肘内障,鼠径ヘルニア嵌頓,包茎嵌頓)
Ⅵ.その他
- 虐待を疑うとき