脳卒中に対する具体的実践は、マニュアルにはできません。誰一人として同じ症状とはならないからです。昨今はICF(国際生活機能分類)に則り、「心身構造・活動と参加、そして個人因子・環境的側面」等のバランスの良い関わりが重視されています。一方、心身構造に対するアプローチとして、対象者に直接的な介入をしている場面での具体的な効果が求められています。何をもって効果があったのか、変化がなければ何を変更するのか、効果があれば次へどのように展開するのか等、悩むところです。「今」、自身の目の前で何をするべきか、それをまとめた一冊です。基本動作からADL・Activityアプローチ、応用・困難事例も満載になっております。(著者 山本伸一)
- はじめに
- STEP1. 臨床評価と具体的実践のまえに①
- STEP2. 臨床評価と具体的実践のまえに②
- STEP3. 実践①運動療法アプローチ1
- STEP4. 実践②運動療法アプローチ2
- STEP5. 実践③活動介入アプローチ
- STEP6. 実践④Activityアプローチ
- STEP7. 応用・困難事例
- Column
- おわりに