一作業療法士である著者の、先達の知見を追試し検証しながらの40年余りは、作業を用いる療法の臨床で体感したもの、臨床の知を「ことば」にする試みであった。そこで提唱する「臨床作業療法山根モデル(YMCOT:YAMANE Model of Clinical Occupational Therapy)」はどのようにして生まれたのか。それを理解するためには、その作業療法士の自分史を語るのがもっともよいはずである。
本書は、その思想の背景にあたる、著者の生い立ちから作業療法士になるまで、作業療法士になってから、モデルを提唱するに至った経緯、そして白秋の歳に至るまでを自分史という形で紹介する。
本書は、その思想の背景にあたる、著者の生い立ちから作業療法士になるまで、作業療法士になってから、モデルを提唱するに至った経緯、そして白秋の歳に至るまでを自分史という形で紹介する。
- 1.作業療法士になるまで
- 2.作業療法こと始め
- 3.京都大学時代
- 4.日本作業療法士協会と私
- 5.作業療法臨床の言語化
- 6.作業療法の哲学を求めて
- 7.白秋の時代
- 8.白秋のこぼれ話