「おめーなぁ! それじゃあ何にもわかんねぇよ」。コンサルトをした際に、先輩医師からこんな激烈なお叱りを受けた経験はありませんか。または、せっかく丁寧に情報を伝えたつもりなのに、「何様のつもり?」「長いけど伝わらない」などと辛辣なフィードバックを受けることもしばしば。そうこうしていくうちに「コンサルトなんてやりたくない」「どうして上の先輩がやってくれないの」と、コンサルトに苦手意識をもつ初期研修医が増えるのも無理はありません。
そんなコンサルトに苦手意識をもつ若手医師のみなさんに朗報です。このたび、医師であり、小説家である、中山祐次郎先生が「10年先まで使えるコンサルト本」をコンセプトに、コンサルトの極意をお伝えします。
本書では、どんなコンサルトをし、どんなコンサルト状を書けばよいか、また、どんなタイミングでコンサルトをすればよいかを小説家という一面を持つ中山祐次郎先生が極限までわかりやすく解説しています。また、文章のプロである中山先生だからこそ、読み物としても大変おもしろい。さらに、スペシャルアドバイザー(通称「ブレイン」)として、読者と近い感覚をもった1~4年目の医師に入ってもらい、忌憚のない意見をもらい何度もブラッシュアップを重ねて本書が完成しました。中山先生曰く「売れるに決まってる。だって、どうしても必要なのにこれまで無くて、内容がとてもいいんだから」。
そんなコンサルトに苦手意識をもつ若手医師のみなさんに朗報です。このたび、医師であり、小説家である、中山祐次郎先生が「10年先まで使えるコンサルト本」をコンセプトに、コンサルトの極意をお伝えします。
本書では、どんなコンサルトをし、どんなコンサルト状を書けばよいか、また、どんなタイミングでコンサルトをすればよいかを小説家という一面を持つ中山祐次郎先生が極限までわかりやすく解説しています。また、文章のプロである中山先生だからこそ、読み物としても大変おもしろい。さらに、スペシャルアドバイザー(通称「ブレイン」)として、読者と近い感覚をもった1~4年目の医師に入ってもらい、忌憚のない意見をもらい何度もブラッシュアップを重ねて本書が完成しました。中山先生曰く「売れるに決まってる。だって、どうしても必要なのにこれまで無くて、内容がとてもいいんだから」。
中山 祐次郎(なかやまゆうじろう)
1980年生。聖光学院中・高卒を理系ビリで卒業後2浪もして鹿児島大学医学部卒。都立駒込病院で初期・後期研修後、同院大腸外科医師として計10年勤務。2017年2月から2ヶ月だけ福島県高野病院院長。臨床医を休んで行った京都大学大学院で優秀賞を受賞して公衆衛生修士を取得。現在、福島県郡山市の総合南東北病院外科医長として、手術・臨床研究・若手医師指導の日々を送る。資格は消化器外科専門医、内視鏡外科技術認定医(大腸)、外科専門医、癌治療認定医などたくさん。モットーは「いつ死んでも後悔するように生きる」。著書は一般向けに「医者の本音」(SBクリエイティブ)、小説「泣くな研修医」シリーズ(幻冬舎)など一般向け書籍で累計50万部を突破、Yahoo!ニュース個人では計4回のMost Valuable Article賞を受賞。
ずっと「医学書はやらない」と決めていたが、研修医を指導する日々のなかでどうしてもコンサルトの本の必要性を感じ、ベストセラー作家として医学書の世界へ殴り込み。本書出版にあたり、「売れるに決まってる。だって、どうしても必要なのにこれまで無くて、内容がとてもいいんだから」と言っているとか。
- 第一章 コンサルトのキホン
- 1-1 なぜコンサルトは難しい
- 1-2 コンサルト、電話の秘訣
- 1-3 コンサルト依頼状の秘訣
- 1-4 やってはいけない、コンサルトの禁忌
- 1-5 コンサルトにまつわるけっこう微妙なハナシ
- 第二章 症状別 実践で役立つコンサルト
- Case1 胸痛で循環器内科
- Case2 腹痛で消化器内科
- Case3 腹痛で消化器外科
- 番外編① 緊急手術で麻酔科
- Case4 腹痛で産婦人科
- Case5 頭痛で脳神経外科
- Case6 貧血で血液内科
- Case7 呼吸苦・呼吸不全で呼吸器内科
- 番外編② COVID-19 肺炎診療
- Case8 整形外科コンサルトに必要な「きず」の見方・伝え方
- Case9 骨折、捻挫、脱臼で整形外科
- Case10 高齢者の転倒で整形外科
- Case11 関節痛でアレルギー膠原病内科
- Case12 乏尿・無尿(急性腎不全)で腎臓内科
- コラム1 最低のコンサルト
- コラム2 「御侍史」「御机下」の本当の意味
- コラム3 今スグ使える、日本語を丁寧に言い換えるリスト
- コラム4 「誰にコンサルトするか問題」-地雷・ドボン先生回避に看護師を攻略せよ
- コラム5 最高のコンサルト
- コラム6 ベテラン外科医vs.若手消化器内科医のアッペバトル
- コラム7 #1 #2 プロブレムリストは必要?
- 結びに代えて 「学年が上がるとコンサルトは適当でもいい」説