ある作業療法士が、星から来た小さな王子さまに出会いました。
王子さまは、小さな星で幸せに暮らしていました。しかし、ある日、王子さまの星に1本だけあるバラの花との関係に深く悩み、旅に出ました。王子さまは地球にやってきて、たくさんのバラを見てびっくりしたり、キツネと友だちになったりします。そして、砂漠で飛行機を修理している飛行機操縦士のおじさんに出会います。
作業療法士は、どうしたら王子さま“らしい”作業を取り戻し、幸せな気持ちにすることができるでしょうか?
作業療法学の理論「カナダモデル」の使い方を、身近な事例でわかりやすく解説。
第1章 リハビリテーションと作業療法
- 1.リハビリテーションの森
- 2.私が出会った作業療法士たち
- 3.外国の作業療法
- 4.作業療法に共通すること
第2章 カナダの作業療法
- 1.作業療法の人間観を示すカナダモデル
- 2.作業遂行と作業との結び付き
- 3.作業療法の範囲
- 4.カナダ作業遂行測定(COPM)
- 5.作業ができるための条件
- 6.作業療法のプロセス
- 7.作業をできるようにする技能
第3章 カナダモデルの影響
- 1.カナダモデルを知った作業療法士たち
- 2.リーズニングの変化と
あとがき