外来リハ・通所系リハはもっと良くなれる!
患者や利用者の在宅生活を支援する外来リハビリ・通所リハビリ・通所介護は、地域包括ケアシステムのなかにおいては非常に重要な社会インフラの一部となっている。また、近年の診療報酬改定や介護報酬改定ではこれらのリハビリの役割が強化されており、それぞれの現場には役割に応じた運営が求められている。
本書では、外来リハビリ・通所リハビリ・通所介護を利用する人に共通する疾患や、心身機能に焦点を当てた評価や治療および各事業所におけるマネジメントに関する知識や技術の解説を行った。
理学療法士でイラストレーターでもある福山真樹氏によるイラストを多分に使用し、視覚的にも臨床、マネジメントを理解できるように工夫した、外来リハビリ・通所リハビリ・通所介護にかかわるセラピストが有益となる学習を効率的に行うことができる1冊となっている。
- はじめに
第1章 外来リハビリ・通所リハビリ・通所介護の役割と今後の展望
第2章 外来系・通所系サービスにおける患者・利用者のマネジメント
- 1. 外来運動疾患患者のマネジメント
- 2. 通所リハビリ・通所介護利用者のマネジメント
第3章 高齢者の特有の症状に対する評価と治療
- 1. 足部アライメントによる姿勢制御
- 2. フットケアの評価と実践
- 3. 上肢動作と姿勢制御
- 4. 転倒・転落の評価と実践
- 5. 呼吸器疾患のリスク管理
- 6. 循環器疾患のリスク管理
- 7. 糖尿病のリスク管理
- 8. 腎不全のリスク管理
- 9. サルコペニアの評価と対応
- 10. フレイルの評価と対応
- 11. 筋力トレーニング
- 12. 運動継続支援